2010-01-01から1年間の記事一覧

3人の山本直樹と面倒な作風

『ありがとう』を描き切り、執筆媒体をマックに以降するのとほぼ同じくして、山本直樹の作風は急速に変わっていく。 ドラマ自体を排除することで、作品にたちこめる空気そのものを描くタッチに変貌していくのだ。 純文学的な志向がより一層強くなり、マンガ…

とらのあな

池袋のとらのあなのコミュニケーションノートにひたすらガンダム描いてたアニメーターの方の名前が思い出せない。中田栄治風で、手塚プロのレイアウト用紙に描いてる絵もあった。 10:42 PM Nov 16th webで

アニメンタリー

にしても不気味な魅力で取り付かれるとやめられないアニメだな 日本軍善戦の前半の話数は今見るとやばい(OPEDは軍歌そのものだし) 2:54 AM Dec 6th webで 一日に決断2本以上見ると何か妙に気分が高揚しておかしくなってくる。今は落ち着いてコーヒー飲んで…

Vガン

Vガンダムの「首都攻防」、何回見ても良い出来。これ殆どのカット村瀬さん描いてるはず、代表作だな。 7:52 AM Sep 26th webで Vガンは作画が良い回だけ摘んで見てもかなりの確立で良エピソードに当たるから見返し易くて良い。 7:53 AM Sep 26th webで それ…

望月智充について

きまぐれオレンジロードの劇場版で、後半ひかるが電話ボックスで主人公と話すシーンがあるのだけど 振られて涙ぐんでるであろうひかるの顔をピンクチラシでうまいこと隠して外から撮ってるっていうカットがあって、一瞬素晴らしいと思ったけどいくらなんでも…

聖痕のクェイサー

基本的にHシーンのみに関してなのだが、毎週結構感心させられながら見ていた。 後半は若干パワー不足の感が否めなかったが 毎週良い意味で「突き抜けたあざとさ」みたいな描写が多くて 「(中途半端な)エロシーン作るな!やるならこれくらいやれ!」 みたい…

極上生徒会

で、その週にかけて俺は極上生徒会にハマッてしまうのであった。これはね、監督・岩崎良明&脚本・黒田洋介のタッグなんだけどね、 キャラクターデザインのナチュラル&古風な感じの、あれよ。 コナミだからってのは確かにあるかもしれないんだけど、それに…

最終兵器彼女

で、最終兵器彼女、一巻。ストーリーについてはあんま触れない(序章だから)けど、もうね、漫画のテクニックとしてはアレだよ、 俺とは(俺と比べちゃ駄目だが)人生観が違うよね、ここまで言い切ってもいい。だって、俺もう読んでて途中から妬んじゃったも…

2005年4月28日23:50

漫画家・山本直樹の批評について、以前僕が2ちゃんに書いたのは青くって非難されまくったんだけど、ここに転載しとく。 この人のマンガって森山名義のものから現在に至るまで全部に共通しているんだけど、クールに描かれる軽妙でなギャグとか、マンガそのも…

2005年4月27日21:10

何か最近山本直樹に、批判してたはずなのに、ハマっちゃってハマっちゃって・・・(苦笑) 僕らはみんな生きているが最高に面白かったものだから、まぁ昨日買って読んだ破戒は駄目駄目でしたけれども、あさってDANCEに入っている、立ち読みで。全巻欲しい。 …

2005年4月4日0:41

えー漫画ですが本屋にあったんで暇つぶしに買った華麗なる食卓1〜3巻まで。これはフッツーの漫画だなぁってか下手だ明らかに。 と、怖い怖い山本直樹のありがとうですがこれはもう、何ていうか感情移入しない様に努めて読んだから2巻からは、まぁ訳が分か…

色々

で、さらに話は変わるけど俺は最近漫画をめっちゃくちゃ読んだ。図書館ではナウシカを貸り、アイズは13巻まで読んだ。 げんしけん5巻、買ったよ。江川達也の源氏物語はまだ途中。イーター、失敗だ。だけどうすね正俊は絵がべらぼうに巧い。 秋本治のアシだっ…

ポケ戦

改めてポケ戦を見たが、佐藤順一の絵コンテはレイアウト含め、高山文彦監督の絵コンテよりもやや勝っていると感じた。 窪岡俊之さんの作画はアルの瞳がトップをねらえ!のノリコ的にデカくて可愛く描けていると思う。 しかしやはりバーニィの声は辻谷耕史で…

ちょこっとsister

DVDプレーヤーは買ったが、やはりそれだけでは持たない。 久方ぶりに実家へ帰る。 今期のアニメは比較的良作揃いである。 特にOPEDの出来が良く、ちょこっとsister、ゼロの使い魔は最高だ。 ハルヒなど遠い記憶の彼方、既に過去の産物と化している。 特にち…

巨神ゴーグのコメンタリーで本当に面白いのは

『巨神ゴーグ』DVDのオーディオ・コメンタリーで何より興味深かったのは、 あたかも時効完成後の罪人のごとく、安彦良和が本編を見て――主に作画の面に関してだが――むやみやたらに自画自賛するところだ。氏がアニメの実制作から完全に手を引いて、もう20年以…

佐武と市捕物控

Gyao動画の佐武と市捕物控が今週で何気に最後の配信を迎えていたり 序盤は面白くて毎週追っかけていたものの、ここ数ヶ月は何かと暇がなくて全く視聴できていなかったので大丈夫かなと思い最終回を見てみたのだが 前半と比べて随分垢抜けている印象だった(…

こち亀のアニメについて

こち亀のアニメについて。 一度だけ見ることが出来た最初期のやすみ哲夫時代、インパクトだけは一級だった渚の女王様に本日の被害(これはやすみ降板後もしばらく続いていたようだが)。 何もかもが懐かしいのだが、僕の場合、当時を思い返してみるとアニメ…

限りなく透明に近いブルー

限りなく透明に近いブルーはやっと読み終った。多分買ったのは1年以上前の事だろうと思う。まぁここ一ヶ月程で最初から読み始めた訳だが。これは村上龍ではないね。俺が今までに読んだ村上龍ではない。この小説の良さ、素晴らしさは全てあとがきの解説に記さ…

せんせいのお時間

南央美が好きになった。ブックオフでおみたま通信便も買った。何でそんなに南央美に惹かれたのか? 前々からせんせいのお時間の原作に触れたり、興味はあったもののアニメ版にはあまり触れなかった。(まぁちょっとは見たことあったが) いや、おれはあの内…

ダーティペア

ダーティペア、面白い。一話は非常にいいできだった。やっぱ80年代はえぇなぁ。それと島津冴子さんの声。 ユリ最高!!いやぁ、俺のベストの声優さん第一位かもしれない。やっぱあの破壊力は誰も超えられない。 声だけじゃなく、本当に縁起も達者で違和感が…

『夏の思い出』初読時の感想

今日は祝日だったけど丸々無駄にした。 それはそうと先に書きたいことを思いついてしまった。 山本直樹「夏の思い出」。 やはりこの人は天才だな、と思った。 いや、やはりじゃない。この夏の思い出は俺が今まで読んできた山本作品と比べるとすればちょっと…

2005年9月23日15:35

今日から三連休になるのだが、昼はちびっとだけ勉強した。 それなりに脳内麻薬は分泌されている。椎名林檎を聞き始める。 そして、改めて山本直樹は天才だと思ってしまう。「極めてかもしだ」の一巻を読んでそう思った。 「テレビばかり見てると馬鹿になる」…

『海のトリトン』ロマンアルバムから西崎義展メッセージ

「海のトリトン」――この作品は、私のアニメーションの処女作です。 昭和47年、全27話のTVシリーズとして放映されて以来、「海のトリトン」は“幻の名作アニメ”とよばれ、現在も再放映を望む声がたえません。 当時、1話完結の連続シリーズが多かった中で、この…

極めてかもしだ

『極めてかもしだ』は面白い、やはり面白い。 だが、俺の読んだ山本作品の中ではどうも『ありがとう』と通ずるものがある。 ストーリーの理不尽さが似ている、ってか若干被っていた。 ただ、『かもしだ』はギャグとしてくくることが可能だから、それと圧倒的…

『ありがとう』初読時の感想

(3月24日) 中古ショップ行ったらめっちゃ色々本が揃っていて、山本直樹のコミックスがかなりあった(しかもどれも全巻揃っている)。 で、『ありがとう』1巻を読んだ。立ち読みで一冊読んでしまうのは実はこれが初めてかもしれない。 で、案の定、いや、想…

『僕らはみんな生きている』初読時の感想

(4月11日) 話は変わって、昨日『僕らはみんな生きている』を全巻読破した。素直に面白い、傑作である。 こういう山本直樹のテイストは良いかな、『ビリーバーズ』も買ってある。 こっちは、かな〜りユニークな漫画っぽいので、俺自身考えがオカしくならな…

山本直樹作品との出会い&感想、その他

(3月22日) で、その三日間、とにかく、とにかく、アニメを見まくった。11本だったと思うが。 かなり見た方じゃない?面倒くさがりの俺にとっては。まず『ほしのこえ』。 これは、期待してた以上にガッカリさせられた。要は『トップをねらえ!』じゃん。 ア…

アニメージュ2005年8月号より この人に話を聞きたい第79回會川昇インタビュー

ストーリーエディターの役職で参加した『鋼の錬金術師』で、多くのファンを魅了した會川昇。 非常に早熟な書き手だった彼は、17歳で脚本家デビューし、20代後半でOVAブームを支える主力クリエイターとして活躍していた。 OVA時代から、濃厚な作風、仕事ぶり…

僕は・・・嫌だ。

遅まきながら先日『リーンの翼』を全話視聴したのだが、案の定、僕には辛かった “作家”としての富野作品、あるいは作家然とした富野本人のそれに関して些かの興味も持たない自分というものを改めて再確認させられた印象だ 「作家」富野由悠季を礼賛するファ…

戦闘メカ ザブングル 第1話 「命をかけて生きてます」

ラグ「やんなっちゃうよ、あんなお嬢さんに引っかかっちゃってさ」 引っかかったのはむしろラグの嫉妬心、別に何でもない、分かりやすいメタファーなのだが 世界観の集約に一役買っているし、作劇のオチとしても歯切れが良い 『ザブングル』堂々のスタートと…