2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『無限のリヴァイアス』10年振りの再見の六

まるで高校の文化祭前日の準備風景を淡々と描いているようで、こういう真っ当な青春描写を見ると谷口監督の屈託の無い人間性が現れているように思える。どん底な学生時代を過ごした僕のような人間にはいささか眩しく、できることなら目を背けたいような、リ…

『スクライド』4話まで

ちょっと息抜き程度のつもりが『スクライド』を4話まで見てしまった。 リヴァイアスに続く谷口悟朗&黒田洋介&平井久司作品としてこれもやはり10年前にリアルタイムで視聴していたのだが、当時はあまりの作風の違いに戸惑ってしまった部分があった。 どっこ…

『無限のリヴァイアス』10年振りの再見の五

9話「ヴァイタル・ガーダー」を見終えた。 やはりチャーリーの存在はこの作品での一服の清涼剤だ。 話が進むにつれ、いつの間にかツヴァイを含む昴治たちブリッジの学生とチーム・ブルーを取り持つ橋渡し的存在となっている。 派閥の違いはあれど、戦闘時な…

『無限のリヴァイアス』10年振りの再見の四

昴治を早々と艦の参謀的ポジションに据えることが、当時の自分にとっては結構な驚きだった。 『宇宙戦艦ヤマト』の古代進だと言ってしまえばそれまでなのだが、リヴァイアスの場合は「ヴァイタル・ガーダー」という巨大ロボットによる戦闘も中盤からの見せ場…

『無限のリヴァイアス』10年振りの再見の参

リヴァイアスでは基本定型化されているアバンタイトルと次回予告、昴治の独白がとても心地よく感じられる。台詞回しの上手さなど見るに、彼はやはりリヴァイアスにおいて屈指のキャラクターだ。 声を担当している白鳥哲の芝居もすごく良い。氏は先のサンライ…

『無限のリヴァイアス』10年振りの再見の弐

4話「リヴァイアスのわ」を見た。 改めて見返すとこの作品、構成が非常にしっかりした作品だなと思った。それも登場人物それぞれの行く末がこの時点で明確に打ち出されているのだろう。 殊に序盤においては先を見据えて個々のキャラクターを手当たり次第に気…

『無限のリヴァイアス』10年振りの再見の壱

リヴァイアスは僕がオリジナルアニメの面白さに最初に気付かせてもらった作品かもしれない。 この作品は広義ではロボットアニメとみなしていいのかもしれないけど、自分にとって初めてガツンと来たオタク系アニメとして罪な作品ではある。 少しばかり含みが…

げんしけん 二代目の惨

げんしけんの二代目がつまらない、というか僕好みではない、というのもキャラクターの行動が作者の本意とも違って見えるのが違和感を感じさせて、楽しく読めない。 これもオタクの概念がハルヒショック以降、まるで様変わりしていった部分が関係していて、こ…

西澤晋さん作画監督のアニメ『ゴルゴ13』(2008年執筆)

僕好みの良い具合の濃さなんだよな〜。 先週最後の西澤さんの回(44話)が放送されたんだが、枚数節約してるとはいえあの重い内容をまたしても一人で描ききるなんて凄すぎる。 リアルなんだけど最近のプロダクションIGとかのアニメナイズされたリアルじゃな…

エヴァパチンコ漫画『奇跡の勝ちは』1巻をようやくゲットした

『奇跡の勝ちは〜最上さくらの出玉補完計画〜』第1巻を900円ほどで安価に入手した。おそらくこのブログでも以前取り上げた、3年ほど前(2009〜2010年)がこの漫画の中古取引が一番過熱していた頃で、一時期は4〜5000円台でプレミア取引されており、さすがに…

【再録】稲野義信

ダンバイン2話、チャムのお尻(笑) 最早妖精とは思えない艶やかさで、その描きっぷりに脱帽 この回は稲野義信と湖川友謙の二人原画だが 動き自体は1話より抑え目なものの、稲野氏の“画”の魅力が存分に味わえる、そんな回だろう イデオン14話 相変わらず芝居…