2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「RED GARDEN オフィシャルガイド」より松尾衡監督コメント

『RED GARDEN』という作品を通して、一番表現したいと思っていることは、若い子が持つ稚拙さや図々しい発想・・・・・・しかし一瞬にして壊れてしまいそうな儚さを描きたかった。 まだ高校生のヒロインたちの、「大人」とは違う年相応の考えや行動を丁寧に表現した…

山本直樹論評(2007年執筆)

山本直樹の漫画は全て死に直結している。 彼の描く漫画の、登場人物から始まってそのあられもない性描写、とんちきな言い回し等、おおよそ全ての事象には死が根底にあり、まやかし的な理想論や永遠を確約されていない。 つまり、「人はどうせ死んでしまう、…

サンライズ企画室の室長さん

サンライズ企画室室長の井上幸一さんを尊敬している。 主にコメンテーターとしての印象ではあるが。 ラジオなどで見せる淡々としながらも明瞭な語り口が好きだ。 非常に分かりやすくて機知にも富んだお話をされる御方なのだ。 尚且つ渋くて素敵な声もお持ち…

『おたくのビデオ』から学ぶオタク像(2005年執筆)

『おたくのビデオ1982』というアニメとドキュメンタリーのない混ぜの様な、まぁ分類としてはアニメに属するのだが、それを見た。タイトルに“1982”と記されている様に、まさしく1982年頃の“おたく”を題材にした物語である。 出来としては最悪だったが、“おた…

『ブレンパワードスパイラルブック』より面出明美インタビュー

―どういう経緯で参加されましたか? 隅沢(克之、脚本)さんは既に参加していて、1話の雛形を渡されたところから始まりました。 雛形はあくまで雛形、ということで、最後に勇がオルファンを脱出するところで終わるのは同じなんですが、自由に書いていいと。…

『ブレンパワードスパイラルブック』より重田敦司インタビュー

―どういう経緯で参加されましたか? 最初に「殺伐としたような話になるならやらない」という話は監督にしました。 富野さんも「言われなくてもそうはしないよ」と、言われたんで「じゃあ、やります」と。 僕は殺伐としたり、過剰に病的な話が大キライなんで…

『げんしけん2』4話(木尾脚本回)ってホントに何だったんでしょ?

もう4年も前の話になるが、先日見返してやはり今でも思うところがあったので書いてしまう 4話は原作で描かれなかった部分を補完した(?)エピソードで、大野さんと田中が正式に付き合い、そのままベッドインするまでが描かれている 脚本を原作者の木尾士木…

富野作品のエフェクト描写に関して個人的に気になっていたこと

2010-01-18 >富野監督の中でも、MSのエフェクトに関しては、「逆襲のシャア」で完成されている部分があるんじゃないかと思う。 >「∀ガンダム」の時でも、エフェクトの描き方などは「逆襲のシャア」のバリエーション的な指示だった。 これ、わりとよく分か…

所詮は餓鬼の戯言でショー?

SHIRO様のコメントにレスをしていたら 過去に自分が友人達とメールでこんなやりとりをしていたことを思い出した 友人2人には失礼だが 今になって読み返すとどれも吹飯ものだ 3人が3人共、本当に青かったなと思う(もちろん僕は今も青いが) 「娯楽そのものは…

『ヒーローマン』1話(つぶやき感想)

アニメの第1話をリアルタイムで見るなんて何年振りだろう? 動機は勿論 『ミチコとハッチン』3話以来久々の川元利浩様のお仕事だったからでありましょう でもいざ見終わって、うーん・・・ 何か、色々勿体無い感が否めない(内容に至ってはもはや一言も語る…