『おたくのビデオ』から学ぶオタク像(2005年執筆)

『おたくのビデオ1982』というアニメとドキュメンタリーのない混ぜの様な、まぁ分類としてはアニメに属するのだが、それを見た。タイトルに“1982”と記されている様に、まさしく1982年頃の“おたく”を題材にした物語である。
出来としては最悪だったが、“おたく”を知るという点においては多少大味であったが興味深い箇所もちらほら見受けられた。
当時の“おたく”という種族は、現代人である僕らが認識する“オタク”とは明らかに異なるのである。
おたくについて定義するというのもおかしな話だと思うが、当時の“おたく”は多様性に富んでいて
かなり幅広い範囲で“おたく”を定義付けている。現代の僕らにとって「こんなものまで?」
と思える様なジャンルにまで、“おたく”という言葉は使われていたらしい。
アキバ系という言葉があるが、あれは今の“オタク”を説明する上でかなり適格で、アキバ系と呼ばれる人たち、かいつまんで言えばアニメ・マンガ・ゲームに熱狂している人達、のみ、である。
(アキバと言えば電気街だが、アキバ系という言葉で語る場合は殆んど該当されない。)
萌えに代表される、二次元のキャラクターを性の対象としてとらえる様な風潮は、当時の“おたく”にはあまり見受けられない。理由は僕なりにいくつか説明できるのだが、あまりにマニアックな話になってくるので今回は止めておく。(2005/2/25/17:19当時のボツ原稿より)


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オタクの捉え方みたいな話題は過去に何度か記事に書いているけど
それらの源泉みたいなものが出てきたので恥を忍んで掲載
文章は酷いし、言ってることも今と殆ど同じだったりするのが悲しい

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