2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ミチコとハッチン』を見直す予定であります

けいおん!の最終回(13話)は個人的にかなりガッカリな出来だ 特に前半は脚本に引っ張られたのか 話全体がかなりギスギスした運びになっているのも気になる が、全体としてやはり1話で気合入れて見せてくれた女性監督としての野心が感じられないのが問題だ…

『だから僕は・・・』には嘘が多いらしい?

以前アニメスタイルのイベントで小黒祐一郎氏が言っていた 本当だとしたらかなりショックな話 『∀の癒し』が嘘八百って言うなら納得なんだけど(幼少時代に包丁持って母親を追い掛け回したとか、ネタだろ?と思ってしまった) 『だから僕は・・・』を抜きで…

『エルガイム』で稲野さんネタ

『重戦機エルガイム』第44話「ピカレスク・ギワザ」より 敵の男からパスポートを入手すべく、駄目押しで色仕掛けをかけるレッシイ まんまと誘いに乗った男がレッシイの髪を貪るのだが ここがどういう訳か、非常に生々しい仕上りとなっている まるで伊丹十三…

『東京大学物語』14巻感想(かこのたわごと)

東京大学物語14巻、面白過ぎる。これが極限状態に陥った人間男女の姿か。と言うより、この題目を考え付く江川は凄すぎる。 見せかけではない。格好をつけるのではない。体裁でない真のオナニストだ。江川よ。理屈のないドラマをここまで面白く仕上げるのは相…

昨今のアニメの新たな価値基準である“クオリティー”をめぐる問題について

『極上生徒会』感想とその後 - のらくろぶろぐ 前回も少し触れたが、京都アニメーションの作品をクオリティー志向として賛美する風潮がここ数年ある 僕は大多数の一般視聴者が殊アニメにおいて“クオリティー”を認識し始めたのは『ハルヒ』以降だと書いた 前…

『極上生徒会』感想とその後

極上生徒会。俺はこのアニメが気に入った。ストーリーではなくて、この作品の特筆すべき点、それは少女マンガとしての方法論で成立するお茶の間型(深夜だけど)テレビ漫画である点に拠る。 まずキャラデの古臭さである、サッパリ系である。ハミングバードを…

山本直樹の画集って

結局どうなったんだろう? >山本直樹『画集』(仮題、秋頃発売予定、予価2000円) http://www.kanshin.com/keyword/481534 僕は山本直樹の書籍に関しては同じ作品でも装丁毎に買い集めているから、当然画集も買うつもりでいたんだけど これは企画自体おじゃ…

“ガンダム”じゃないから“ユニコーン”なんだ

今日昼休みにアニメイトへ行ったら販促用の液晶テレビに『機動戦士ガンダムUC』が流れていたので立ち止まってしばらく見ていた 原作を読んでいなかったせいもあって、初見時は気付かなかったけけれど 見返してみるとやたらに状況説明的なカットが多いなと思…

たかが児童ポルノ規制程度でやいのやいの言うもんじゃないよ

もし法案が可決されたとして、これで作品に作家の主張が反映されなくなるというのなら、反対する必要はあろう ただ同時に、現在に至るまで日本が世界でも有数のロリコン帝国であったという事実には、目を逸らさないことだ それを甘んじて受ける覚悟は当然持…

『機動戦士ガンダムUC』1話を見て――つぶやきに近い感想

アニメの1話としては非常に完成度が高かったというか、特に画面がかなり僕好みだったので、そこは素直に賞賛させていただきます 部分的にも見返したい箇所がチラホラあったりして、なのに何も感想を書かないというのも良くないと思ったんで 作画に関しては「…

荷宮和子・大塚英志『クマの時代〜少女民俗学パート2〜』を読んで――山本直樹『レッド』をより深く楽しみたい自分に新たな宿題を

最後の大塚英志による解説で、連合赤軍の元リーダー永田洋子が同胞の金子みちよと遠山美枝子がとった各々の行動を非難したという記録について 彼女らの女性的心理面においてスポットライトを当てた記述は大変興味深い 僕なりに噛み砕いて要約すると 女性の「…

『ダメな女』感想(かこのたわごと)

旅行の最終日、東京駅の本屋でまた村上龍の本を買ったのだ。タイトルは「ダメな女」で、俺にしては珍しく、ここ数日でもう読み終わった。 というのは細かい点を辞書でいちいち調べなかったという事もあるが、何より読み易かった。 女性誌連載だからと思うが…

映画『昭和歌謡大全集』感想(かこのたわごと)

二日前には映画を見た。借りてきた映画だ、初めて見た映画だ、邦画だが。原作村上龍の「昭和歌謡大全集」だ。 主役が松田龍平で。いやぁ、初めて映画というものに取っ付くには俺はかなり良い選択が出来たのではないかという自負心がある。 何よりも見やすか…

『僕らはみんな生きている』新装版(ビッグコミックススペシャル)一色信幸あとがき

おそらく未だネットには流れていないので 僕らはみんな、まだ、生きている 一色信幸 「海外の日本人て、なんか不用心だよね」 新宿の長春館で友だちとこんな雑談をしたのは、1987年暮れだった 日本のパスポートさえ持っていれば大使館がなんとかしてくれる気…

佐藤順一(サトジュン)演出作品レビュー(かこのたわごと)

演出について考えるとき あまりに巧く鮮やか過ぎる演出というものは 逆にストーリーが頭に入ってこないのではないだろうか? いや、実写映画などは今までの実感としてむしろストーリーは頭に入らないほうが良い しかしそれは長回しが可能な実写であるからで…

『フリクリ』レビュー(かこのたわごと)

昨日(21日)はかなり浪費をしてしまった。無駄遣いをしたとは皆目思わないが。それにつけても「フリクリ絵コンテ集」は高かった。¥3300。帰宅後一瞥したが、やはり良い。 以前買ったトップの庵野コンテより遥かに見応えがある。やはり鶴巻監督はエヴァの精…

やっぱりいつかは・・・

また過去の日記から転載 フェミニズム(?)について、昔の自分はこんなことを書いていたりする 「フェミニズムの害毒」 何でもそうだが、物事には本質があるということを忘れないで欲しい。 まず本質ありきなのだ。 基本を理解していなかったら応用に行けな…

山賀博之はGAINAXの良心だったか?

『王立宇宙軍オネアミスの翼』は思い入れのある作品であり、僕にとって見直す機会の多い作品でもある GAINAXの作品と言えば一般的には『新世紀エヴァンゲリオン』、『ふしぎの海のナディア』をはじめとする庵野秀明作品が代表格だと思うが 僕個人としては純…

やっぱりルーミスは基本なんだなぁ

『やさしい人物画』を久し振りに紐解いていくつかやってみた 普段ヌードの写真集を模写したりはするけど、いざやってみるとそれの数倍苦しい 自分は完璧に仕上がった“画”ならば、実物を見て描くのよりも苦労するものなのだけど 以前デッサン教室に通っていた…

忙しい人は読まない

ここ一週間くらい、ようやく暖かくなってきて活動しやすくなってきた 霜焼けの心配もなくなって靴下用カイロが減る心配もなくなる あとはもう少し朝方になるように努めることだ ここ数日は花粉も飛び交うようになってきたので目薬と鼻炎カプセルを忘れずに買…

テレビ東京系夜10時からの日経スペシャルについて

最近の『ルビコンの決断』は何でもっとジャーナリスティックなネタで番組を作ってくれないんだろう ここ数週食べ物ネタか発明ネタのどちらかばかりな気がする リーマン破綻の時の回みたいな骨のある題材で、分かりやすくドラマに噛み砕いてくれるのがいいの…

『東京大学物語』がバイブルだった

僕の人生において『東京大学物語』がバイブルだった時期というものがあります それは思春期の少年だった僕の生理を全て代弁してくれた漫画だったと言えます 掛け値なしで、当時の自分にとって一番面白い漫画だと思えたんです ただ、今読んでもう肯定できるよ…

『めぞん一刻』との出会いは

始めに断っておきますが、僕はアニメ『めぞん一刻』を全話チェックしている訳ではありません。 主にスタッフリストを見て、気になったエピソードだけを抽出して視聴しているにすぎず、 尚且つ原作の熱心な読み手でもありませんから、特にストーリー面におい…

『絶対少年』の2話で

貧乳の女の子が胸元がピッチリ締まるタイプのキャミソールを着ていて 胸の際あたりから溢れ出る脇回りの肉を強調してるカットがあったんですけど それを見て「望月智充は本物の変態だなぁ」と思いつつも 「(こういうのって現実でもよく)あるある、つい見ち…