『夏の思い出』初読時の感想

今日は祝日だったけど丸々無駄にした。
それはそうと先に書きたいことを思いついてしまった。
山本直樹「夏の思い出」。
やはりこの人は天才だな、と思った。
いや、やはりじゃない。この夏の思い出は俺が今まで読んできた山本作品と比べるとすればちょっと、違う。
山本作品は短編が良いとよく言われるが、本当にそうだった。
今回のこの夏の思い出に関して言えば、純文学的要素が他作品より強い。正直吸い込まれる。
こういう感覚は「ありがとう」や「僕らはみんな生きている」でも感じたけど「極めてかもしだ」ではあまりなかったかもしれない。
要するに初期山本作品は上等な娯楽であると言い切ることができるのかもしれないが、このほぼ10年前頃の山本作品に関しては、これは違う。
神がかっていると思う。個人的に。
天国を想像する話があるのだけど、これがまた、キた。
こりゃ村上春樹も敵わねぇぞ。
夏の思い出からいきなり純文学志向で攻めてきた。
産業93に至っては俺が馬鹿な為か上手く理解ができない。
ってかブックオフに行って山本マンガが氾濫してたもんだから衝動買いしてしまったものの一つなのだ。
他にはシュベール出版なんかの文庫本もレアだったので(しかも綺麗)買ってしまっている。
とにかく弾は確保したので色々読める。
さらに今日はARIAの前の、エニックスのお家騒動があったのか何か知らないけどAQUAを買ってきた。
装丁がいい、作者が女性ということもあって、全部集めることとしたい。


2005年11月24日3:44
[rakuten:arcam:10308236:detail]

Aqua 1 (BLADE COMICS)

Aqua 1 (BLADE COMICS)