『げんしけん』で書かれてるオタク達って

もう絶滅危惧種だよね(要は岡田斗司夫の言う死んだオタクでしょ、こいつらって)
前半は作中のキャラにものすごく感情移入して読んでたなー
だから後半メディアミックスとか色々あって、おかしな方向へ行っちゃったなってガッカリしてた(でも原作者が脚本書いたアニメ2期の4話は好きだ)
荻上も個人的に大野さん以上にリアリティを感じないキャラだったので嫌いだったし

斑目の落とし方とか、木尾士目の感覚自体は最後まで間違ってないとは思うんだけどね
ただこの人の作風で押し切っちゃったってのはあるかもしれないなー(『4年生』とか読むに、木尾作品って生理的に嫌いなんだ)
初期の群像劇の要素が次第に薄まっていった節がある

まぁでも何だかんだ言ったって、
オタク漫画って昔は結構希少価値があったし、色々読んだりしたけど、結局げんしけん以上の作品には出会えず終いなんだよなー
やっぱりオタク(と呼べるような奴)は死んだんだよねぇ、、、(しみじみ)

げんしけん(1) (アフタヌーンKC)

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オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

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