ス○ールラン○ル二次創作シナリオ原案(未完)

播磨(天満ちゃんの真意、一体どうなんだ?俺なんか眼中に無いってか?畜生、心臓がバクバク鳴って胸が張り裂けそうだ・・・)
播磨「お、俺と、付き合ってくれないか?」
天満「え・・・・?」
播磨「い、言った!ついに言っちまった!そうさ、天満ちゃん、君が烏丸を好きだって事は分かってる、だが、俺も男だぜ、ここで退く訳にはいかねぇんだ!」
天満「・・・・・」
播磨「俺のこと、どう思ってるんだ?」
天満「・・・・・・いいよ。」
播磨「え!?」
天満「付き合うよ、私で良かったら」
播磨「・・・・・・・・(今、俺は醒めない夢を見ているんじゃないだろうか、憧れの女の子にやっとの思いで告白して、
さっきまで宙に浮いたような感じ、そう、生きてる心地もしなかったんじゃないかって、思うくらい、心臓がバクバクして、張り裂けそうで、
やっとの思い出告白して・・・、それがこんなにあっけなく、あっさりとOKもらえるなんてな・・・、サンキューな天満ちゃん、こんな事なら何でもっと早く言えなかったんだ、俺の腰抜けっぷりを呪うぜ。
あぁ、なんつーか、頭の中真っ白になって、今うかつに喋れねぇって言うか、何て言うか、いや、嬉しいんだ、嬉しいんだよ、だからなんだけどさ・・・この、何て言うか、未だ感じた事の無い様な未曾有の開放感っていかさ、とにかく凄いのよ・・・
って俺、誰に喋りかけてんだ?まぁ、それは置いといて・・・)」
天満「播磨君?」
播磨「ん?あ、あ?あぁ、な何?」
天満「デートの日、いつにしよっか?」
播磨「え、で、デートか?ん、ん、そうだなぁー(以外と行動派っつーかイケイケだなー天満ちゃん、ま、それはそれでこっちとしては助かるっつーか、いいんだけどよ。)」

(デートの日取りは忙しくも翌日の日曜日に決まった、行き先は映画館へとちょっくら・・・まぁベタだがな、初デートはこんなもんだろ。天満ちゃん、楽しんでくれるといいが・・・)
天満「さってとー、何見よっか?」
播磨「んー、どうっすっかなぁ?塚本が見たいやつでいいぜ、俺は何でもいいからよ。」
天満「えー、播磨君決めてよー、私は合わせるからさー」
播磨「そ、そうか?悪ぃな・・・(・・・と、どれにすっかなー、俺別に映画とか興味無ぇし・・・、アニメなら見やすいかも・・・
天満ちゃんも相当鈍いから分かり易い方がいいだろ・・・じゃぁ・・・)」
天満「これと、これは駄目だかんねーフフっ」
播磨「え!?、あ、あったりめーじゃねーか!!この年になって、そんなアニメなんか、ガキの見るもんだぜ!!」
天満「ふーん、播磨君って子供っぽいから、てっきりこういうの選んじゃわないか心配してたんだけどなー」
播磨「な、ないない!!そんな訳ねーよ!!(子供っぽいって、お前も十分すぎるほどじゃねーか、(心も体も・・・))」
天満「しょうがないなー、私これ、前から見たいと思ってたんだ、これにしない?」
播磨「あ、そうか、それかー、俺もそれがいいんじゃないかって思ってたんだ、よし、これに決めようぜ!!(って、おい、天満ちゃん、最初から見たいと思ってるのあったんなら先に言ってくれよー!こんな事で無駄にエネルギー使っちまったぜ・・・)」

天満「んー、思ってたよりも面白くなかったなー、播磨君どうだった?」
播磨「ん、あ、あぁ、そうだな、思ってたよりつまんなかったなー、(ちっ、緊張して調子狂っちまって、つまんねぇ返し方しかできねぇ、我ながら情けねぇよ)」
天満「私、そろそろお腹空いてきっちゃった、お昼食べにいかない?」
播磨「そ、そうだな!そうすっかー!!」

(初めてのデートは・・・まぁなんつーか、俺としては期待したものとは大きく違っていた、好きな子と一緒に並んで歩いたり、
そういう事が、結局硬派やってた俺にとって、それはある意味で重荷に近いくらいにつらい、そんな感じだった。
天満ちゃんは喜んでくれたんだろうか?今日のこと・・・。大分、俺、足引っ張っちまったかなぁって、すげぇ後悔してる、
彼女は迷いなしにあんなにハキハキと俺に接してくれたって言うのに駄目だな、俺・・・しかし、彼女ほんとに男の扱いが上手いような気がする、あれは天然なのか?いや、結構扱いに慣れてるって感じに思えなくも無い、
さっきから俺はそれが頭から離れねぇ、俺だって童貞だぜ、初めての相手は処女じゃなきゃ抱けねぇ、何か引っかかるんだよな・・・)

(それからというもの、俺と天満ちゃんの距離は、だんだん遠のいていくように感じる・・・。いや、言葉には上手く言いづらいのだが、
そう、俺を本当に彼氏としてみてくれているんだろうかっていう、不安みたいなものも募っているのだ。
こんな感じだったら、まだ付き合う前の方がよっぽど・・・・、いやいや、駄目だ、そんなはず無ぇよ、これからだ、
これからなんだよ、俺と天満ちゃんが、愛を培っていくには、そう、ゆっくりと丹念に、時間が必要なんだ。そうだ、そうに決まってる!
最近何だ、ジメジメして俺らしく無ぇぞ、それこそ天満ちゃんに嫌われちまう!!いつも通りの俺を演じねぇと・・・)

播磨「つーっと、パン買う金も無ぇし、水でも飲み行くか」

沢近「ねぇ知ってる、天満とあのヒゲ、付き合い始めたんだって?」
周防「またいつもの塚本の恋愛ごっこだろ?にしても今度の相手が播磨とはなぁ・・・」
晶「沢近さん、未練はないのかな?」
沢近「ば、馬鹿ね、何馬鹿なこと言ってるのよ!!私があんなヒゲなんかに・・・しっかし、天満も怖い女(悪女色情魔)よね、いかにもウブって顔して、
今年になって一体何人の男と付き合ってるんだか・・・」
晶「正確には5人だね」
周防「まぁ、そこらへんは分かってて私らも付き合ってるからなー、まぁ、何だかんだ言ってそういう奴もクラスに一人くらいいても不思議って程でもないだろー」
沢近「それはそうだけど、でも、まぁあのヒゲにしたって、天満に騙されるような男ってホント阿呆みたいなのばっかねー」
晶「良いデータ取れたね・・・」
周防「お前は・・・」

播磨「・・・・・・えっ?(天満ちゃんが、天満ちゃんが、天満ちゃんが、あの天満ちゃんが、天満ちゃんが天満ちゃんが天満ちゃんが・・・(エンドレス)」

天満「あれ、播磨君じゃない?どうしたの?こんな所で、」
播磨「塚本・・・」
天満「」
播磨「塚本、ちょっとお前に聞きたいことがあるんだが、昼休み屋上まで来てくれないか?」
天満「えっ?何何?今言ってよ」
播磨「大事な話なんだ、今ここでは話せねぇ、絶対な、絶対来てくれ、じゃな」
(播磨、走り去る)
天満「は、播磨君!ちょっと・・・・」
(天満、不敵な笑み)

(屋上にて)
播磨「塚本、俺はお前の事が好きだ、だから知りたいんだよ、もっと・・・、」
塚本「知りたいって、一体何を?」
播磨「だから、その・・・」
塚本「播磨君、私ね、あなたは本当に優しい人だなって、思うの・・・」
播磨「そ、それは・・・?」
天満「私はね、」(2005年執筆)

School Rumble(1) (講談社コミックス)

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